失敗しないお菓子・パン・料理の作り方とコツのTOPに戻る
「失敗しないお菓子・パン・料理の作り方とコツ」トップ >  出汁 > 水出し昆布だし(昆布水)は塩分が強い??


水出し昆布だし(昆布水)は塩分が強い??

昆布とかつおぶしで作る混合出汁の水出し 「昆布かつおだし水」を使ってお味噌汁や煮物を作ると、美味しいけど、どうも喉がかわく・・塩味が強い??

購入した昆布の袋に「上品な出汁 水1リットル:昆布10g:鰹節10g」と書かれているので、一番初めはこの分量で作りましたが、どれくらいの分量が自分のお口と料理に合うのか、いろいろと実験してみました。
(7〜8時間ぐらい、常温で水出ししています。)

☆1回目 「水1リットル:昆布10g:鰹節10g」⇒主人に「出汁が濃すぎる」との指摘。お味噌汁に使うには濃いようです。

☆2回目「水1.4リットル:昆布10g:鰹節10g」⇒ 1回目よりは若干出汁が薄くなりましたが、塩辛くて喉が渇くのはあまり変わらず・・

☆3回目「水1.4リットル:昆布 8g:鰹節14g」 昆布を細かく切らずにそのまま水だし⇒鰹節の味も濃く、まだ、塩分が濃い感じ・・

☆4回目「水1.4リットル:昆布 5g:鰹節10g」 ⇒まだちょっと塩分が強い感じ・・・

☆5回目「水1.4リットル:鰹節10g」⇒かつお節だけの出汁はあっさりとしすぎて、コクとうまみがたらないかんじ・・

☆6回目「水1.4リットル:昆布 4g:鰹節10g」⇒上澄みの出汁だけを使用するとよい感じ。昆布のうま味と塩分が底にたまっているので、この部分を使用するとまだ塩分が強いかなという感じ。

☆7回目「水1.4リットル:昆布 2g:鰹節10g」⇒出汁を使う前に、下に溜まっている昆布のうま味をよくかき混ぜて使用すると「これぐらいがよいかな♪」と思いましたが、やはり塩分が気になる・・

☆8回目「水1.4リットル:昆布 3g:鰹節10g 」昆布のみを3時間で取り出す。鰹節はその3時間後(水をいれてから6時間後)に取り出す。
昆布の塩分が気にならず、昆布のコクとうまみがよい感じで出る、この配合とやり方が最終的に気に入りました。

かつお節と昆布の水出しの作り方


これは使う昆布により、また変わってくるかもしれませんが、お味噌汁と煮物に使用する昆布とかつおぶしの水出しの出汁は8回目の分量がよさそうです。



汁もの出汁の塩分の比較をしているサイトがありました。

http://www3.tokushima-ec.ed.jp/bukai/koukou/kateibukai/ka-kyozai/tj07dasi/dasi.html

徳島大学の実験結果によりますと

食塩濃度が高い順番

1 昆布だし  2 混合出汁(昆布とかつお節が同量)  3煮干し出汁 4かつお節出汁

上記の結果になったようです。

やはり、私が昆布出汁の塩分の強いのが気になると思ったのは、間違いでなかったようです。

昆布かつおぶし水の出汁を作る時は何度かいろいろな配合で作ってみて、自分が一番美味しいと感じるものを見つけるとよいですね。

スマートフォン用サイトはこちら♪◇

関連コンテンツ

昆布水用のおすすめ容器

和食の基本の出汁。 きちんと出汁をとったほうが美味しい和食が出来るとは思いますが、めんどさいなあ・・と思っていました。 ついつい、便利な顆粒だしを使ってお味噌汁や煮物を作っていました。 ・・・

昆布鰹節水に向く昆布と鰹節

昆布鰹節水を作る時にどんな昆布、どんな鰹節でも良いわけではありません。 昆布鰹節水に最適の昆布と鰹節はどんな種類になるのでしょうか?? ◇出汁昆布用昆布◇ ☆真昆布(まこんぶ)・・厚・・・

かつおぶしと昆布の水出汁の作り方

かつおぶしから煮だして出汁をとるのは難しそう・・と思いますよね。 そんなめんどくさがり屋の人でも簡単に作ることができるのが、かつおぶしの水出しです。 かつおぶしだけだと、あっさりとしたお味にな・・・

出汁をとった後のかつおぶしを使ったふりかけの作り方

鰹節と昆布の水出しの出汁を作ると、鰹節が残ります。 このかつお節はもったいないので、冷凍して保存しています。 ある程度の量になったら、おかかふりかけを作って食べています。 一度、出汁をと・・・

そうめん・ひやむぎのつゆの作り方

作り置きしてあるかつおぶし昆布出汁を使用して作る素麺・冷や麦のつゆの作り方です。 市販の麺つゆは素麺用と冷や麦用があります。 ヤマモリさんのサイトにそうめんつゆと冷や麦つゆの味の違いが書かれて・・・

出汁をとった後の鰹節の赤味噌味ふりかけの作り方

鰹節と昆布の水出しを作ると鰹節が残ります。 残った鰹節は冷凍保存して、ある程度の量になったらおかかふりかけを作ります。 味噌味に七味唐辛子を加えて少しだけピリッとした味わいにします。 ☆材料・・・