和梨(日本なし)のジャムの作り方のコツ

和梨(日本なし)は7月〜10月頃が旬です。

シャキシャキとしてみずみずしい食感がとても美味しい梨。
そのまま食べても美味しい梨ですが、コンポートやゼリーにしても美味しいですね。

和梨でジャムを作ると美味しいかな〜と思い、ジャムも作ってみました。
水分量 食物繊維水溶性 食物繊維不溶性 食物繊維合計
日本梨 88.0% 0.2g 0.7g 0.9g
(可食部100gあたり 五訂増補 日本標準成分表 より)
ジャムを作るのに必要なものはペクチン。

ペクチンは食物繊維の一種なので、食物繊維の中にペクチンが含まれています。
日本梨も食物繊維の含有量はとても少ないので、ペクチンも少ないと考えられます。

ペクチンが多いといわれるリンゴは食物繊維の合計が1.5gです。
日本梨はりんごの食物繊維よりも60%ほどしかありません。
日本梨の食品のPH を調べても数値がわからないのですが、アルカリ食品のようです。

ペクチンのゲル化の条件は高い糖度(55%以上)、酸性(pH3.0くらい)です。

ジャムを作るために、和梨にグラニュー糖をまぶして2時間おきました。
想像通り、たっぷりの水分がでました。

たっぷり水分がでて、ペクチンの少ない果物でジャムを作るのは本当に難しいんですよね〜
プリンスメロンのジャムを作る時に水分がたっぷりと出た状態でホームベーカリーのジャムコースで作ってもあまり上手にはできませんでした。

今回もホームベーカリーのジャムコースで梨ジャムを作るために、梨はブレンダーで液状にしてから、作りました。
梨はペクチンの含有量が少ないですが、少し柔らかい美味しいジャムが出来上がりました。
ホームベーカリーの和梨のジャムの作り方はこちら

梨は切ってからしばらくすると変色するので、ジャムを作ると色がきれいにできるのか、2種類の方法で実験しました。
左・・梨を切ってそのまま。 右・・梨を切って砂糖水につけたもの。

どちらも出来上がったジャムは梨色のきれいな色に仕上がりました。
ホームベーカリーでジャムを作ると温度が一定なので、きれいな色に仕上がるのかもしれませんね。


鍋で梨ジャムを作った時、分量も少ないので、少し目を離したら、煮詰めすぎて、色も汚くなってしまいました・・ ◇◇パソコン用サイトはこちら♪◇◇

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